その後の融資について
これから融資を受けようか考えている人は参考にして下さい。
ざっくりですが流れを書いていきます。
融資を受けるのは難しい?
以前融資について書きましたが先日信金さんに融資を申し込みました。
結論から言いますと無事300万借りることができました。
融資を受けようか迷っていて自分の会社じゃ借りられないと
思っている人に言いますけどそんな難しくないです。
この半年で政策金融国庫と信金で借りた僕が言うので間違いないです。
手続きや用意するものもそれほど大変でもないです。
会社状況もぶっちゃけかなり悪くても借りれます。
決算が赤字だから絶対無理だというわけではないです。
もちろん赤字の理由にもよりますがしっかり説明できて
融資を受けることで回復の見込みがあることをしっかり
プレゼンできれば借りれます。
公庫と銀行のどちらに融資を申し込むかにもよりますが
100万ぐらいならどうにかなると思います。
どうにでもなるというのは別に軽い気持ちで融資を受けてください
というわけではないので受ける場合はそれなりに覚悟をもってやってください。
僕がいまお話をしているのはお金がもう少しあればまだ上を目指せる
とかそういった場合に悩んでいるなら融資を受けたほうが良いですよという
意味ですのでなんでもかんでも借りるのはただの借金ですから気を付けてください。
何度もいいますが今の自分の会社状況では融資なんか受けれないし銀行なども相手にして
くれないだろうと悩んでいるのであればぜひ相談にいってみてください。
そこは諦めないでください。
思っているより簡単です。
融資実行までの時間
今回信金さんに融資をお願いして思ったより時間がかかったかなと・・
融資の相談から振込まで一ヵ月と少しかかったと思います。
合計で4回ほど信金さんに通いました。
日本政策金融公庫さんは実質2回でしたので少し信金さんのほうが手間がかかるかなと・・
今回時間がかかった原因はいろいろありますが
主に信用保証協会の承諾をいただくのに時間がかかりました。
初めての方のために少し説明をします。
信金さん(銀行)から融資を受ける場合は直接通しのプロパーか信用保証協会から
信用保証書を発行してもらっての融資となります。
プロパー融資は金額や借入期間の上限は設定がないようで担保や連帯保証人が
いらない場合があり保証協会通しのように保証料はいらないという
最高の状態のようです。
また金利も交渉次第であるなど借りる側としては有利な融資と
なっているようです。
実際に僕が相談に行ったところの情報ではないので絶対ではないですが
こんな感じのようです。
※銀行によって条件などが違う場合もあるので融資の時に確認をしてください。
ただし、読んでわかるように銀行にしたら保証がないので会社や借りる個人によほどの
信用が無い場合は通常は信用保証協会通しになるかと思います。
噂ですが強力な資格などを持っている場合はプロパーで通る
場合があるとかないとか・・笑
なので正直プロパーでの融資は厳しいと考えてください。
融資自体は可能でも銀行のプロパーは期待しないでいくといいでしょう。
僕は当然のように信用保証会を通したのですが割と気になると思いますが
融資実行までどれぐらいかかるのか?
ということですが冒頭でも書きましたけど今回の信金さんの融資で
保証協会の承諾をもらうのに時間がかかりました
正直田舎のせいもあったのかもしれません。
田舎すぎて僕がやっているようなAmazonをつかった輸入物販という
職種の例もなかったようでそこですこし保証料金の設定や調査に
時間がかかったという感じでしょうか。
なので都会に住んでいる方などはもしかしたら公庫も銀行も時間的な差は
あまりないかもしれません。
どちらも1ヵ月ぐらいと見ておけばいいと思います。
一応覚えている範囲で融資についての流れを下記にまとめたいと思います。
絶対僕と同じではないとは思いますが参考にしてください。
日本政策金融公庫
一度目
アポなしで行きましたので何が必要かわからなかったので
用意するものをネットで調べて持っていきました。
1:個人の通帳
2:個人の印鑑
3:個人の印鑑証明
4:住民票
5:会社の履歴事項全部証明書(閉鎖事項証明書もある場合は用意)
6:会社の通帳
7:会社の印鑑
8:会社の印鑑証明
9:決算書3期分
10:プレゼン用にパソコン
11:残高試算表
12:半年間の売り上げをAmazonから印刷したもの。
13:納税証明書
僕は会社の作業着があるのでそれを着ていきました。
よほどだらしない服装や変な格好でなければ普段着で問題ないと思います。
心配な場合スーツでもいいと思います。
いざ突入!
・・・・・・
いろいろ用意していったのですが決算3期分のコピーを取られ
下記用紙の記入をしてくださいとのことでした。
皆さんは先に電話でアポを取っておいたほうが時間の無駄にならないかもしれません。
企業概要書
借入申込書
直近2年間の決算書(確定申告書)が用意できない場合は創業計画書を書くことになると思います。
上記用紙はこちらからダウンロードできます。
日本政策金融公庫
後日担当者が決まり次第すぐに連絡がくるとのことで連絡が来たら面談の日を決めて
その時までに記入用紙を書いて上記の必要書類や必要なものを持ってきてほしいといわれました。
あと、可能なら決算から時間が立っているので残高試算表を用意して欲しいといわれましたが
用意できませんでしたので決算後から半年間の売り上げがわかるものを持っていくことにしました。
2回目の突入
ドキドキしながら面談にいきました。
とりあえず何を聞かれても対応できるようにはしておきましょう。
会社の業績が悪いのであればその理由と今後の融資を受けた後に具体的にどのように
回復できるかを説明できる準備だけはしておいてください。
必要であれば事前にプレゼン用に資料を作成をしていってもいいと思います。
僕はさらにパソコンも持ち込みました。
担当者は敵ではないので丁寧に説明をして理解してもらえるようにしましょう。
担当者は自分の代わりに融資を通してくれるために頑張ってくれるので
間違っても横柄な態度はとらないでください。
僕の場合面談の質問の内容は自分の経歴や会社を作った理由など
わりと普通の質問ばかりでした。
あとは予想される通り会社の中身についてやAmazon輸入について
細かく聞かれました。
どういった仕事でどのように売り上げをしてなどや戦略や
今後についてお話をしました。
ここについてはしっかり答えられるようにしておいてください。
当然会話の中で融資の使い道を聞かれると思うのですが
融資が通りやすい条件として「仕入れ資金」での使用と答えるといいようです。
設備投資より仕入れ資金のほうが向こうも回収がしやすいと考えるからです。
当然仕入れだと商品になるので売れば現金化ができるので納得はできます。
設備だとほぼ回収ができない状態になるので聞かれた場合は仕入れですと答えると
いいようです。
面談は時間にして1時間ほどだったと思います。
若い担当者さんでしたので思っていたより説明については理解が早かったのですが
担当者の話では少し珍しい業種なので上に話を通すときに理解を得るのに時間がかかる
可能性があるといってました・・まあ、田舎ですしね・・
で、500万で融資をお願いしたのですが最初ですので200万ということになりました。
そもそも500万はまず無理ですと即答されたので大人しく200にしました(笑
あと、事務所の事業実態を調べるために訪問などがありますが僕の場合は
担当者が僕がいないときにやってきて外から確認して終了でした(笑
普通は中に入って少しお話をするようですが僕の場合は無かったです。
とまあ、こんな感じで面談は終了し一週間ほどで担当者さんから連絡がきて
その一週間後に融資が実行されました。
拍子抜けするほどあっさり融資が実行されたのでびびりました。
期間にして3週間ほどだった気がします。
なんでいままで借りなかったんだろうと思うほど簡単でした。
信金融資
日本政策金融公庫からちょうど半年したころいきなり
「あ、信金で融資受けよう!」と思いすぐにでかけました。
用意するものは前回の事もあるので予想がつきましたが一応調べて
以下の物をもっていきました。
※印鑑証明書などに(2)とついていますが保証協会と信金に出すためです。
1:個人の通帳
2:個人の印鑑
3:個人の印鑑証明(2)
4:住民票
5:会社の履歴事項全部証明書(2)(閉鎖事項証明書もある場合用意)
6:会社の通帳
7:会社の印鑑
8:会社の印鑑証明(2)
9:決算書3期分
10:決算から半年たっていたので決算後から半年間の売り上げがわかるもの。
11:定款(法人の場合)
12:納税証明書
服装も前回と同じで会社の作業着でいきました。
今回はパソコンはもっていきませんでした。
決算も終了したあとなので残高試算表も必要ないと思ったので用意しませんでした。
その代わり仕事の内容を説明する書類や金融公庫さんから
融資を受けた後のこの半年間でどれだけ売り上げが伸びてきて
今後さらに資金が借りることで会社がどのように伸びるかなどの
資料を用意しました。
今回も馬鹿なのでアポなしです!
金融公庫さんとおなじでドキドキしです。
とりあえず決算3期分をコピーでとられすぐに面談へ。
中身としては金融公庫さんと同じような感じでしたので
今自分にできる最高の説明をして持ってきた売り上げの
資料などを全ておいてきました。
この後に信金さんが面談の内容や資料をもとに書類を作成して
信用保証協会に提出してくれます。
いきなり面談という事もあり自分の経歴などはその場で書きました。
書いたといってもそれを見て信金さんで保証協会への資料を作るために
確認するだけなのでメモ書き程度のものです。
基本的には全てやってくれました。
だいたいそんな立派な学歴、職歴でもないです。
担当者は業種にすごい興味津々でいろいろ聞かれましたがなんというか・・
その辺が田舎だなと・・
金融公庫さんの時と同様に珍しいというイメージだったようです。
とりあえずこの日は面談は無事終了で時間にして1時間半ぐらいだったと思います。
担当者からはその1週間後連絡がきて保証協会に出す資料の印鑑が欲しいという事で
呼ばれましたのでいきました。
この日はとにかく会社名と名前をひたすら書きました・・・
後は印鑑をペタコンペタコンです。
法人の方は横判?というのでしょうか会社の住所や代表者名が入っている
ハンコを持っていくといいと思います。
信金での手続き関係書類は沢山あるので手書きだときついです(笑
その後は2週間ほどあき連絡がきたのですが前回の資料が一部ミスが
あったので書き直しするという事と信用保証協会から「質問」が
届いているのでお答えいただきたいということでした。
保証協会の質問は特に困るような質問はなく以前話をした繰り返しのような
ものでしたので問題はありませんでした。
この時点で保証協会側からの内定な状態であったので最後の詰めのようなものだったと思います。
あとは、業種に前例がなかったようで保証協会に払う保証料の設定に悩んでいたようです。
通常よく業種だとそれを元に保証料がきまっているようで今回の時間がかかった
理由はそれが大きかったようです。
ちなみに保証料は300万借りて10万円ぐらいでした。
通常このあたりのタイミングで保証協会から事務所訪問の話がくるようですが
僕の場合なぜか事務所内の写真と商品在庫の写真などを写してきて
くれないだろうか?と言われ自分で写真をうつして持っていきました(笑
どうやらこれが事務所訪問のかわりだったようです。
この後さらに1週間待ち融資実行直前にもう一度呼ばれまして
このタイミングで信用保証協会からの保証書は発行されたのと
信金さんの場合融資をするのに出資をしないといけないということで
それについての資料の記入と元々の法人口座が違う支店で
作っていたということもあり融資を受ける支店で新しく
作ってほしいという事でしたのでそちらも作成してきました。
最後に信金内部の審査が通れば融資が実行ですと言われていましたが
流石にここまでやって通らないという事はないなと思っていましたので
実質は融資がおりたという事ですね。
ネットで調べるとやはりここで信金から最終の事務所訪問があるようでしたが
写真があったためか省略されました。
で、実際入金されたのはその二日後でしたが期間としては1ヵ月とすこしかかりました。
まとめ
やってみた感想なのですが・・・
個人的な意見ですが難易度と順番的には金融公庫さんのほうが
圧倒的に楽ですしこちらを先に受けるほうが良いとおもいます。
資料や書き込む書類も金融公庫さんのほうが全然ないので
最初はそちらのほうが良いかとおもいます。
どちらがいいとか悪いとかは無いですが
単純に融資までの流れがスムーズな印象です。
あと、もう一つあるとすれば金融公庫さんの融資を受けた後に
信金さんなどで融資をお願いすると金融公庫さんの融資が
通っているという事で少し信用があるようです。
単純に融資に通りやすくなるということです。
追加で資金を増やしたいと考えている場合は
この順番が良いかもしれませんね。
僕の場合さらに通りやすい理由と、なぜ今回の融資が信金で
あったのかといいますと僕の会社は信金さんがメインバンク
だったからです。
信金さんをメインバンクにしていると融資の時有利になるようです。
当然と言えば当然ですよね。
メインの口座を使うお客さんですし会社状況も丸裸状態ですからね(笑
信金さんが地域密着型で貸しはがしなどはあまりしないというのも
理由でしたが今後のお付き合いも考えお世話になる事にしました。
そんな感じで長々と書きましたがどうでしたか?
思っていたより楽なイメージではないでしょうか?
僕は悩んでいた割にはどちらもあっさり融資ってしてくれるんだなって思いました。
なので皆さんも悩んでいるぐらいでしたら相談にいってみてはどうでしょうか?
相談は無料ですしダメでも少し時間がとられるだけですからね。
行ってみる価値はあると思いますのでぜひ挑戦してみてください。
資金が増えるといろいろと広がりますからね!
頑張って一生に儲けていきましょう^^